睡眠障害は自律神経やホルモンのバランスが崩れて免疫力が低下
睡眠障害になりますと、日常生活においても、さまざまな影響が起こり、身体面や精神面、そして行動面に現れてきます。
まず、身体面への影響ですが、不眠によって体力の低下につながり、寝ている間に蓄える必要のあるエネルギーを、しっかりと蓄えることができないからです。
また、睡眠障害により、自律神経やホルモンのバランスが崩れて、免疫力が低下してしまい、そのため、他のさまざまな症状を引き起こし、持病が出やすくなることもあるので注意が必要です。
次に、睡眠障害が精神面に与える影響では、睡眠が充分に取れないことで、落ち着きがなくなり、不安で気持ちが暗くなり、怒りやすく、疲労を感じ無気力になるなどの症状を伴う場合があり、さらに、吐き気を催したり片頭痛が起きたり、食欲が低下する場合もあります。
行動的な影響としては、判断力や注意力が低下してしまい、失敗をしやすくなり、作業する時間や手間が、必要以上にかかってしまいます。
睡眠障害の影響で、事故を起こす率が高くなり、交通事故を起こしてしまうこともありますので、大変注意が必要です。
ですから、睡眠障害と疑われたら、自分の生活を向上させるために、なるべく早く専門の病院で相談に乗ってもらうことが大切です。
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入眠するのに時間がかかるといった、不眠の症状が現れない人の中には、不眠症予備軍の人もいますし、どんなところでも、すぐに眠られることを特技としている人がいますが、このような人が、不眠症予備軍の場合が多いのです。
正しい睡眠時間をとっている健康的な人は、昼間にそう簡単には眠ることができませんし、睡眠と覚醒が正常にできている人は、昼間は活発に脳が起きた状態ですので、寝ようとしても眠ることができないのです。
ところが、睡眠不足の人や不眠で悩んでいる人は、体が睡眠を必要としていますので、昼間でも横になりますと、すぐに眠ることができ、こうした不眠症予備軍の人は、すっかり睡眠のサイクルが乱れていますので、不眠の症状がすぐに出てきてもおかしくない状態です。
自分では、不眠症になる要素があることを、よく認識できないかもしれませんが、不眠症予備軍であることに、ほぼ間違いありません。
本格的な不眠症になってしまう前に、自分の生活を見直して、睡眠を増やすなど規則正しい生活を送り、そして、理想的な睡眠のサイクルを身につけることが、とても大切なのです。
予備軍の人は、5分もかからないうちに、眠ってしまうのは、睡眠不足が続いていることを意味しているのです。
適量のアルコールは健康を増進するといわれていますが、寝る前に飲む「寝酒」を続けますと、快適に眠ることができなくなることがあるので注意が必要です。
アルコールを飲むことで、寝付きがよくなることは確かですが、夜中に目が覚めてしまうことが多いですし、アルコールを飲みますと、眠りの一定のリズムが崩れ、このような現象が起こるようです。
寝付きの悪くアルコールに頼ってしまう人は、健康のことを考えますと、睡眠薬を服用することの方が、健康に良いでしょう。
最近では、作用時間が短い優れた睡眠薬が開発されているようで、人間には体内時計があり、夜になれば眠くなり、朝には目覚めるという活動サイクルをもっています。
朝、目覚めたときに目の中に太陽の光を入れることで、脳の体内時計が感知することで、ホルモンの分泌により、一定時間がたつと眠気がくるようになっています。
また、昼間には、活動をしっかりとして、身体を適度に疲れさすことも、良い睡眠に効果的で、逆に、夜更かしを極端にすることで、体内時計が狂ってしまい、睡眠障害につながります。
また、たとえ生活リズムを守ったとしても、寝る前にカフェインの入った飲み物(コーヒーや紅茶、ウーロン茶など)を飲みますと、目がさえて眠れなくなってしまいます。
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